安い豚こま肉が、まるで高級肉のような「しっとりとろける食感」に大変身。
今回は、NHK『きょうの料理』で話題を呼んだ、大原千鶴さんの「豚肉と春キャベツのオイル蒸し」に挑戦してみました。
ポイントは、豚肉に片栗粉をまぶしてオイルでじっくり蒸し上げること。この一工夫でお肉はぷるぷる、野菜は甘み際立つシャキシャキ食感に仕上がります。
フライパンひとつで完成する、忙しい平日の救世主レシピ。その作りやすさと、気になる味の実力を本音でレポートします。

(写真:メンズレシピ)
準備時間:5分 調理時間:20分
■材料(2人分)

- 豚こま切れ肉:200g(※あれば肩ロース肉)
- 春キャベツ:3~4枚(250g)
- 玉ねぎ:1/2個(100g)
- レモン(くし形に切る):適量
- 塩:適量
- こしょう:少々
- 片栗粉:大さじ1
- 酒:大さじ1
- 米油:大さじ1
- 粗びき黒こしょう:適量
- トマト:1個(150g)
- 豆板醤:小さじ1/4
- 塩:ひとつまみ
・まな板、包丁、ボウル、フライパン(直径24cm)
■作り方
① 春キャベツは軸の堅い部分を切り取って薄切りにし、葉はザク切りにします。玉ねぎは縦に薄切りにします。

② 【豆板醬トマトだれ】トマトはザク切りにしてボウルに入れ、豆板醬と塩を混ぜ合わせます。トマトの酸味に豆板醬の辛みとコクをプラスするそうです。

③ 豚肉は大きければ食べやすい大きさに切り、塩・こしょう各少々を振り、片栗粉をまぶします。

④ フライパンに玉ねぎを入れてキャベツをのせ、塩ふたつまみと水大さじ2を振り、豚肉をのせて酒・米油を豚肉に順に回しかけます。ふたをして弱めの中火にかけ、10〜12分蒸し焼きにします。豚肉が白くなってきたら、時々様子を見て全体を混ぜます。豚肉をキャベツの上にのせると焦げることなく蒸すことができるそうです。



⑤ 器に盛り、【豆板醬トマトだれ】適量とレモンを添え、好みで粗びき黒こしょうを振って完成です。食材ごとに分けて盛り付けると、きれいに見えるそうですよ。


■プロならではの技が光る

豚肉と野菜がフライパン満杯だったので、本当に火が通るのかと不安に感じていましたが、作ってみると完璧な火の通り具合に仕上がりました。失敗なく作れるプロのレシピはさすがです。盛り付けは具材ごとに分けてあげると、色合いや見栄えが良く華やかな一品になります。

今回、「オイル蒸し」に初めて挑戦しましたが、どんな違いがあるのか興味がありました。実際に食べてみると、春キャベツはしんなりし過ぎず、みずみずしいシャキシャキ感が残っており、玉ねぎにも甘みがあります。豚肉はパサパサ感が一切なく、油でコーティングされたようなしっとりととろけるような美味しさです。

豚肉にまぶした「片栗粉」もとろけるような美味しさのポイント。蒸し焼きにより表面の片栗粉がぷるぷる状に変化し、まぶした油と豚肉の脂が合わさって、まるで口の中でとろけるような食感を生みだしています。これはプロならではの技が光りますね。
■我が家の定番メニューに仲間入り

味付けは塩こしょうだけでシンプルだからこそ、素材の美味しさが引き立っているのもこのレシピの大きな魅力です。豚肉の旨味が野菜に染み込んでいるので、あっさりし過ぎず飽きのこない味わいです。レモンと粗挽き黒こしょうが絶妙なアクセントで、箸がどんどん進んでしまいます。

「豆板醤トマトだれ」は、わずかに辛味とコクを感じる味わいで、さっぱりながらもあとを引く美味しさです。辛味はそこまで強くないのでお子様でも食べやすく、辛いのが好きな方は豆板醤を多めに入れるのもおすすめです。余った分は冷蔵庫で3日間保存できるとのことで、サラダのトッピングなどにも活用できますよ。

炒める必要はなく、フライパンに具材を入れて蒸し焼きするだけなので、作業自体はとても簡単に作れました。これなら忙しい平日でも作りやすいので、我が家の定番メニューに仲間入り確定です。手軽なひと技でいつもの蒸し料理がワンランクアップするので、みなさんもぜひ試してみてくださいね。
■クリエイター紹介
調理・撮影・執筆:yurika

フードコーディネーターとして活動中。料理系メディア制作会社での経験を活かし、レシピ開発・フード撮影・動画制作・記事執筆まで幅広く手がけています。“ラクして映える”簡単レシピが得意です。
※情報は掲載時点のものです。
<取材・編集:メンズレシピ編集部>