きのこのなかでもクセが少なく、やわらかい香りのエリンギ。
実は、切り方ひとつで食感も味わいも大きく変わることをご存じですか?
縦切り、輪切り、薄切り、短冊切り、手で裂く――それぞれのカット方法で、エリンギの美味しさを最大限に引き出せます。
今回は、エリンギの切り方「5種類」を解説し、料理に合わせたおすすめの調理法もご紹介します!
■エリンギの基本の切り方
エリンギは切り方によって食感が大きく変わるのが特徴です。調理方法に合わせて適切な切り方を選びましょう。
【1】歯ごたえ抜群!繊維に沿った「縦切り」
エリンギを使った料理では、基本的に縦に切って調理することが多いです。繊維に沿って切ることで、コリコリとした歯ごたえのある食感が楽しめます。
【2】まるでホタテ!?繊維を断ち切る「輪切り」
輪切りにすると、縦切りのコリコリ食感とは異なる食感になります。繊維を断ち切ることで、噛むと口の中で繊維がホロホロとほどけ、独特の柔らかい弾力が生まれます。
2cm程度の厚めの輪切りにすれば、さらに弾力がアップ。まるで、プリッとしたホタテのような絶妙な食感で、同じエリンギとは思えない新鮮さが楽しめますよ。
※輪切りこそ美味しい!ぜひ試したい調理方法
輪切りにしたエリンギは、シンプルにソテーにするのがベスト。輪切りにしたエリンギは、シンプルにソテーにするのがベスト。厚めの輪切りのほうが、ジューシーさが増して美味しいですよ。味を染み込みやすくするために、両面に格子状の切り込みを入れておくのがおすすめです。
バター醤油味やガーリックバター味など、食欲をそそる濃いめの味付けが相性抜群です!また、天ぷらや唐揚げなど、揚げ物にするのもおすすめ。外はカリッと、中はプリッとした食感が楽しめるうえ、エリンギの独特な弾力が際立って美味しいですよ!
【3】やわらかくジューシーな「薄切り」
エリンギを縦に置き、端からお好みの厚さに切ります。
長い場合は、横半分に切ってから縦に薄切りにするのもおすすめです。厚みがあるほど、コリコリとした食感とジューシーな味わいが楽しめます。炒め物やソテーなど、しっかりとした食べ応えを出したい料理に向いています。
【4】食べやすく、食感がほどよく残る「短冊切り」
エリンギを縦半分に切り、さらに横半分に切ります。
端から5mm程度の薄さに切ることで、食べやすさと食感を両立させることができます。
汁物や炒め物など、食感を生かしつつ複数の食材と合わせて使う料理に向いています。
【5】味が染み込みやすい「手で裂く」
かさの下の部分をつまむようにして割きます。包丁で切れ込みを入れるとより割きやすくなります。
ゆっくり繊維を剥がすように縦に割きます。かさを崩さないように注意しながら、丁寧に行いましょう。
包丁で切るよりも断面が広くなり、食感だけでなく香りも引き立ちます。味をしっかりと染み込ませたい料理に向いており、煮物なら大きめ、和え物なら小さめなど料理によって使い分けましょう。
■エリンギの切り方とおすすめの料理
エリンギは切り方次第で食感が大きく変わります。
- 縦切り: コリコリ食感を楽しむなら(炒め物、パスタ、焼きそば)
- 輪切り: ホタテのような食感に(ステーキ、天ぷら、ソテー)
- 薄切り: 味を染み込ませるなら(スープ、リゾット、炒飯)
- 短冊切り: 食べやすさ重視なら(かき揚げ、炊き込みご飯)
- 手で裂く: しっかり味をなじませるなら(鍋、和え物、マリネ)
それぞれの料理に合った切り方で、エリンギの美味しさを最大限に引き出しましょう!
※情報は掲載時点のものです。
※2024年2月14日更新:新たに「薄切り」「短冊切り」「手で裂く」の詳細を追記しました。
<編:メンズレシピ編集部>