独特の風味とシャキシャキ食感が美味しい秋の根菜、ごぼう。
他の野菜のようにピーラーで皮を剥いたり、長時間アク抜きしたりしていませんか?
下ごしらえのやり方によっては、豊富な栄養や旨みが失われてもったいないことに……。
今回は、ごぼうの栄養や旨みを無駄なく楽しむ下ごしらえのコツをご紹介します!
■皮には栄養&旨みたっぷり!泥汚れを洗い落とすだけでOK
ごぼうの栄養や旨みは、実は皮の周辺にたくさん含まれています。
そのため、ピーラーで皮を厚く剥いたり、タワシでゴシゴシ擦ったりするのは厳禁!
豊富な栄養や旨み、豊かな香りを無駄なく楽しむなら、表面の泥汚れを洗い流すだけで十分なんです。
■これなら簡単!アルミホイルで擦り洗い
いろいろなごぼうの洗い方のなかで、特におすすめしたいのがアルミホイルを使う方法です。
くしゃくしゃに丸めてしわをつけたアルミホイルで、ごぼうを包み込むようにして表面を軽く擦るだけ!
皮を残しつつ、表面の汚れだけをきれいに落とせます。
包丁で擦るよりも汚れが飛び散りにくいので、片付けもラクにできますよ。
洗う前のごぼうと比較してみると、泥汚れがしっかりと落ちています。
水が濁らなくなればOKなので、全体が真っ白になるまで擦る必要はありません。
■アク抜きは必須じゃない!料理によって使い分けて
切ったらすぐに変色してしまうごぼうですが、アク抜きは必ずしも必要ではありません。
アク抜きをしすぎると、せっかくの栄養も旨みも流れ出てしまいます。
きんぴらごぼうや炊き込みご飯など、風味を楽しむ料理なら、切ったらそのまま調理することでより濃厚なごぼうの味わいが楽しめますよ。
どうしても気になる場合は、30秒ほどさっと水に潜らせて雑味を取り除きましょう。
また、サラダや和え物など、見た目をきれいに仕上げたい場合は酢水に1〜2分程度浸して変色を防いでください。料理や調理法によって使い分けてみてくださいね。
下ごしらえが面倒なイメージのあるごぼうですが、グンとハードルが下がったのではないでしょうか?
豊富な栄養と旨みを損なうことなく、旬のごぼうを美味しく調理しましょう!
※情報は掲載時点のものです。
<編:メンズレシピ編集部>