今回は、日本料理の名店「賛否両論」店主・笠原将弘さんがYouTubeで公開した「王道の豚汁」に挑戦しました。
このレシピは、野菜の下ゆでと隠し味の使い方が劇的なおいしさの決め手。最大のポイントは、根菜とこんにゃくを水から下ゆでするひと手間。これにより煮汁の煮詰まりや雑味を防ぎ、素材の風味を最大限に引き出した上品な味わいに仕上がります。
さらに、味噌にみりん、薄口醤油、おろし生姜を合わせることで、プロ級の深いコクとキレが生まれます。
それでは、実際に作ってみて分かった調理のコツから、気になる味の感想まで包み隠さずお伝えしていきます!

(写真:メンズレシピ)
準備時間:約10分 調理時間:約45分
■材料(2〜3人分)

- 豚バラスライス:150g
- 大根:100g
- にんじん:50g
- ごぼう:80g
- こんにゃく:50g
- 長ねぎ:1/4本
- ごま油:小さじ1
- 出汁:600cc
- 一味唐辛子:少々(今回は七味唐辛子を使用)
- 味噌:大さじ3
- みりん:大さじ1
- 薄口醤油:小さじ1
- おろし生姜:小さじ1/2
■作り方
① 野菜を切ります。大根は皮をむき、4等分にし、5mm厚さのいちょう切りにします。大根が細い場合は、半月切りでもOKです。

にんじんは皮付きのまま、5mm厚さのいちょう切り、または半月切りにします。

ごぼうは5mm厚さの斜め薄切りにし、さっと水で洗ってザルにあげて水気を切ります。長く水につけておくと香りやうま味が逃げてしまうので、軽く水に通す程度にします。

※根菜のサイズはそろえるのがポイント。火が通るのに時間がかかるので、厚みをそろえて火の通りが一緒になるようにします。
② こんにゃくは5mm厚さに切ります。

③ 長ねぎは小口切りにします。

④ 豚肉は約3cmの長さに切り、ほぐしておきます。


⑤ ①の根菜と②のこんにゃくを水から下ゆでします。沸騰したらザルにあげて水気を切ります。まだ半分ほど火が通った状態です。
※下茹でしておくと煮汁の煮詰まりすぎを防げます。また、こんにゃく独特の臭みも取れます。


⑥ フライパンにごま油を入れて中火で熱し、④の豚肉を炒めます。
お肉の色が変わってほぐれたら⑤の野菜を加え、豚の脂を絡めるように炒め合わせます。野菜に油をなじませることによりコクが増すそうです。


⑦ 出汁を加えて一煮立ちさせ、弱火にして、ごぼうがやわらかくなるまで10分ほど煮ます。

アクと脂を取り除きます(脂は取りすぎないようにします)。

フライパンは口径が広く水分が蒸発しやすいため、適宜水を足します。

一番硬い食材のごぼうを目安に、火の通り具合を確認します。ごぼうにスッと串が通ったらOKです。

⑧ 【A】を加えてサッと煮ます。味噌は出汁で溶いてから加えます。味噌の香りが飛ばないよう、味噌を入れた後は煮込みすぎないようにします。



器に盛り、③の長ねぎをのせたら完成です!


お好みで唐辛子をかけていただきます。

■覚えておきたいポイント
普段から何度も豚汁を作っていますが、この「王道の豚汁」から多くのコツを教わりました。

肉のこびりつきを防ぐためにフライパンを使うことや、煮詰めすぎを防ぐために野菜を下ゆですることは、特に印象に残ったポイントです。

また、味噌だけでなく隠し味にみりんを加えたり、しょうゆのうま味や生姜で味を引き締めたりするなど工夫が詰まっていました。
■最高においしいと感じた豚汁
ごぼうと生姜の香りがふわっと広がり、彩りのよい具材からもおいしさが伝わってきます。

一口食べて思わず「うまい!」と口にしてしまうほど、これまでにないおいしさに感動しました。やや甘みのある味噌風味がやさしい味わいで、コクとうま味もしっかりと感じられます。
特に、ごぼうの風味が際立っていて、全体に深みのある味わいです。さらに、唐辛子の辛みと生姜も効いて、体がポカポカと温まります。

根菜の厚みをそろえて切っているため、火の通りにムラがなく、食感もよく仕上がっていました。
ごぼうの下処理はやや手間に感じますが、実際に味わってみると、豚汁には欠かせない存在だと実感しました。


普段自分が作る豚汁とはひと味違い、新鮮なおいしさを楽しめました。

まさに、名前どおり「王道の豚汁」。何度もリピートしたくなる一品です。
※情報は掲載時点のものです。
<取材・編集:メンズレシピ編集部>