鶏肉好きなら一度は耳にする「手羽元」と「手羽先」。同じ手羽でも、実は部位も味わいも全く違うんです。
今回は、手羽元と手羽先の違いを比較しながら、上手に使い分けるコツをご紹介します!

※本記事は食の専門家監修によるものです。
■手羽元の特徴

手羽元は、翼の根元に近い太い部分。中央に太い骨が1本通っており、その周りに肉が厚く付いているのが特徴です。肉質は柔らかでほど良い弾力があり、むね肉に近いあっさりとした味わいが楽しめます。

皮と身のバランスが良く、脂肪分は控えめ。タンパク質やミネラルが豊富で、比較的ヘルシーな部位といえます。
■手羽先の特徴

一方手羽先は、翼の先端から中間にかけての細長い部分。関節で折れ曲がっており、2本の細い骨が並行に入っています。手羽元より小さめで肉は少なめですが、皮が厚く脂肪分やゼラチン質が多いのが特徴です。

濃厚でコクのある旨みとジューシーな味わいが楽しめるうえ、プルッとしたゼラチン質の食感が魅力的。
コラーゲン含有量も高く、美容や健康面でも注目されている部位です。
■使い分けのコツ

手羽元は、しっかりとした肉付きとあっさりとした味わいを活かせるので、煮込み料理やグリル、唐揚げなどで主役級の存在感を発揮します。特にじっくりと火を入れる煮込み料理では、骨から染み出る旨みが料理全体に広がります。
一方、手羽先は皮の香ばしさやぷるんとした食感を活かしたいときにおすすめ。高温でパリッと焼いたり、揚げて甘辛ダレと絡めたりすると、特有の旨みとコクが際立ちます。
手頃でお財布にもやさしい優秀な食材、手羽元と手羽先。
賢く使い分けて、鶏肉の魅力を存分に味わいましょう!
※情報は掲載時点のものです。
<編:メンズレシピ編集部>