栄養価が高く、香ばしい風味が魅力の「ごま」。普段よく見かけるのは「いりごま」と「すりごま」ですが、どんなふうに使い分けていますか?
今回は、いりごまとすりごまの違いを比較しながら、調理の際の使い分けのコツをご紹介します!
■ごまの違い①いりごまの特徴
いりごまとは、生のごまを焙煎したもの。
加熱されることで独特の香ばしさが引き立ち、プチプチとした食感も楽しめるのが特徴です。
保存性も高く、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存すれば、約2〜3ヶ月は風味を保つことができますよ。
ただし、硬い皮に覆われているため、栄養の消化吸収率はすりごまに比べるとやや劣るといわれています。
■ごまの違い②すりごまの特徴
すりごまとは、いりごまの粒をすりつぶして粉状にしたもの。
皮が壊れることで香りや風味が増すうえ、ごまの栄養素が体に吸収されやすくなるのが特徴です。
ただし、酸化しやすく風味も落ちやすいため、保存には注意が必要です。
開封後は密閉容器に入れて冷蔵庫で保存し、2〜3週間程度で使い切るようにしましょう。
■ごまの使い分けのポイント
食感が楽しめるいりごまは、ごはんやおにぎりに混ぜ込んだり、ふりかけに加えたり、さらに揚げ物の衣としても活躍します。
また、見た目のアクセントにもなるので、サラダや和え物のトッピングとして活用するのもおすすめです。
一方すりごまは、風味をより引き立たせたい場合や、栄養を効率よく摂取したい場合にぴったり。
和え物や炒め物のほか、他の食材や調味料にも馴染みやすいので、タレやドレッシングに加えたり、ドリンクやお菓子に混ぜ合わせたりしても◎
さらに、どちらを使おうか悩むときにおすすめなのが「ひねりごま」。
いりごまをつまんで、指先で擦り合わせるようにひねり潰したものです。
香りが強く立つ一方、粒の存在感も残っているのでトッピングにも◎
香りと食感をバランスよく楽しめるので、まさにいいとこ取りな使い方ですよ!
料理にひと振り加えるだけで、味わいがグッと深まるごま。手軽に取り入れられる健康食材なので、特徴やコツを押さえて美味しく活用しましょう!
※情報は掲載時点のものです。
<編:メンズレシピ編集部>