「同じじゃなかったの――!?」もずくとめかぶ、実は全然違う《知らなきゃ損する使い分け》

独特のぬめりと食感がクセになる海藻、「もずく」と「めかぶ」。見た目は似ていますが、実は味わいや食感、栄養価にはそれぞれ違いがあるんです。

今回は、もずくとめかぶの違いを比較しながら、上手な使い分けのコツをご紹介します!

もずくとめかぶの違いと使い分けのコツ

※本記事は食の専門家監修によるものです。

■もずくの特徴

もずくとめかぶの違いと使い分けのコツ

もずくは黒褐色の細い繊維状をした海藻で、主に沖縄県で生産されています。つるんと軽やかな喉越しと、ほどよいぬめりが特徴。

生のもずくはほぼ無味で、市販品は黒酢や三杯酢などで味付けされたものが一般的です。

もずくとめかぶの違いと使い分けのコツ

ぬめり成分の「フコイダン」が豊富で、免疫力アップや抗酸化作用が期待できます。

めかぶよりも栄養成分はやや少なめですが、カルシウムや葉酸などがバランスよく含まれ、低カロリーでよりダイエット向けなのが魅力です。

■めかぶの特徴

もずくとめかぶの違いと使い分けのコツ

めかぶはわかめの根元付近にあるひだ状の部分を指し、主に宮城県や岩手県で生産されています。生のめかぶは大きく厚みがあるため、細長く刻まれた状態で売られていることが一般的。

もずくよりコリコリとした歯ごたえと、粘り気の強いぬめりが特徴。味はほぼ無味ですが、海藻らしい風味がやや強めです。

もずくとめかぶの違いと使い分けのコツ

ぬめり成分の「アルギン酸」が豊富で、コレステロール低下や整腸作用が期待できます。ビタミン類やミネラルの含有量も多く、もずくよりも栄養価が高い点も魅力です。

■使い分けのコツ

もずくとめかぶの違いと使い分けのコツ

もずくはさっぱりと食べたいときや、暑い季節で食欲が落ちたときにも最適です。定番の酢の物のほか、冷奴やサラダのトッピングにも使いやすく、天ぷらにも◎汁物に加えれば喉ごしも良く、全体がまろやかに仕上がりますよ。

一方、めかぶはしっかりとした食べ応えが欲しいときのほか、栄養価を重視するときにぴったり。ご飯や麺類のトッピングのほか、汁物に加えればとろみが増し、満足感のある一品に。納豆や長芋などのネバネバ食材と組み合わせれば、栄養も満点です!

栄養豊富でヘルシーな海藻、もずくとめかぶ。それぞれの特徴を活かして使い分け、美味しく楽しみましょう!

※情報は掲載時点のものです。
<編:メンズレシピ編集部>

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