ボルボ・カー・ジャパン株式会社は、2025年4月にプラグインハイブリッド車の一部車種において、高電圧バッテリーに関する不具合が確認されたとして、計579台を対象としたリコールを届け出ました。(リコール届出番号:外-3980)
■高電圧バッテリーに不具合
対象となるのは、ボルボ「XC90」「V90」「XC60」「S60」「V60」の5車種で、輸入期間は令和元年(2019年)9月4日から令和3年(2021年)11月24日までの車両となります。
(画像:公式サイトより)
不具合が確認されたのは、高電圧バッテリーのセルモジュールです。
(画像:公式サイトより)
バッテリー制御機器の設定が不適切だったことにより、セル表面の均一性にばらつきが発生。これにより、満充電状態で駐車している間にセル内部で短絡が生じ、最悪の場合には発熱を伴う異常や火災が発生するおそれがあるとされています。
ボルボ・カー・ジャパンでは、対象となるすべての車両に対して以下の措置を行うとしています。
・専用診断機による車両の点検
・必要に応じて不具合のあるセルモジュールを良品と交換
・車両自己診断機能を備えた対策プログラムのインストール
車両が入庫されるまでの間は、プラグインによる外部充電を行わないよう、ユーザーに対して注意喚起を行うとしています。
今回の不具合はスウェーデン本国からの情報により発覚したもので、国内での報告件数および事故の発生はいずれも確認されていません。
詳しい情報は、ボルボ公式サイトなどをご確認ください。
問い合わせ先
ボルボ・カスタマー・センター
フリーダイヤル:0120-55-8500
受付時間:10:00~18:00(土日祝日含む)
※通話の際は番号のおかけ間違いにご注意ください。
対象車両を所有している可能性がある方は、最寄りのボルボ正規ディーラーまたはボルボ公式サイトにて詳細情報をご確認ください。安全確保のため、早めの点検と対応が推奨されています。
※情報は掲載時点のものです