スーパーの棚に並ぶホールトマト缶とダイストマト缶。
「形が違うだけ?」と思うかもしれませんが、見た目だけでなく味や使い方にも明確な違いがあります。トマト缶の使い分けを知ることで、料理に合わせた選び方ができ、より美味しく仕上がります。
今回はホールトマトとダイストマトの違いを比較し、それぞれに適した料理や活用方法を紹介します。
■トマト缶の違い①|ホールトマトの特徴
トマトを丸ごと缶詰にしたホールトマトは、トマト本来の濃厚な旨みとコクが特徴で、加熱することで甘みが増します。
種がそのまま入っているためしっかりとした酸味もあり、果肉の甘味とのバランスも◎
煮込むと形が崩れて食感はほとんど残りませんが、旨味や甘味が増してトマトの美味しさを存分に楽しむことができます。
■トマト缶の違い②|ダイストマトの特徴
ダイス状に刻んだトマトを缶詰にしたダイストマトは、果肉感が残るため、食感を楽しむ料理に適しています。
トマトを刻む際に種がある程度取り除かれるので、ホールトマトと比べて酸味が控えめで、スープや炒め物などの料理に向いています。
長く煮込んでも煮崩れしにくく、トマトの果実感をより楽しむことができます。
また、今回のダイストマトはホールトマトと同じ品種のトマトでしたが、メーカーによってはよりしっかりとした食感のある品種のトマトを使ったものもあります。
■トマト缶の使い分け|ホールトマトとダイストマトの選び方と活用法
ホールトマト缶は加熱することで旨みが増すため、煮込み料理に向いています。定番のトマトソースのほか、カレーやハヤシライスなどにもおすすめです。
一方ダイストマト缶は、トマトのフレッシュな食感を楽しむ料理にぴったり。加熱せずにドレッシングや冷製パスタのソースにしたり、さっと火を通してスープにしても美味しいですよ。
また、より旨みを味わいたいならホールトマト、時短調理ならダイストマトといったように、味の好みや調理時間によって使い分けるのもおすすめです!
■まとめ
トマト缶は長期保存ができ、さまざまな料理に活用できる便利な食材です。料理の種類に応じて、ホールトマト缶とダイストマト缶を上手に使い分けましょう。
✔ ホールトマト缶:
じっくり煮込む料理に最適。トマトの旨みが凝縮され、濃厚な味わいが特徴。
✔ ダイストマト缶:
トマトの果肉感を楽しみたい料理向き。スープや炒め物、サラダなどにおすすめ。
長時間の加熱が必要ならホールトマト、時短料理ならダイストマトを選ぶと便利です。トマト缶の違いを理解し、料理に合わせて選ぶことで、より美味しく仕上がります。用途に応じたトマト缶を選んで、トマトの風味を存分に楽しんでください!
※情報は掲載時点のものです。
<編:メンズレシピ編集部>