ネバネバ食感と、爽やかな風味が魅力のオクラ。栄養価も高い野菜ですが、買ってきてすぐに黒くなってしまった経験はありませんか?
今回は、オクラを美味しく長持ちさせる冷蔵・冷凍保存のコツをご紹介します!
■オクラは低温と乾燥に弱い野菜
オクラは元々、暖かい地域で育つ野菜。
そのため、冷蔵庫のような低温や乾燥した環境が苦手で、そのまま保存すると、表面が黒ずんだり、しなびてしまうことも。
黒ずんでいても食べることは可能ですが、味や食感は落ちてしまいます。
異臭がしたり、ぬめりが強く糸を引いていたりする場合は傷んでいるため、食べずに処分しましょう。
■冷蔵は水で保湿!シャキッと食感キープのコツ
ガラス瓶やコップに少量の水を入れ、オクラのヘタ側を下にして立てて入れます。フタやラップで口をふさいで、冷蔵庫の野菜室に入れてください。
2日に1度水を入れ替えれば、1週間〜10日程度保存が可能です。
オクラが水分を吸収することで乾燥を防ぎ、食感をキープすることができますよ。
■冷凍は「生」と「茹で」で!使い分けでムダなし保存
長期保存したい場合は、冷凍保存も可能です。
冷凍方法は「生のまま冷凍」と「下茹でしてから冷凍」の2つ。
どちらの場合もまず、共通の下ごしらえをしておきましょう。
最初にヘタの先端を切り落とし、ガクの部分を包丁でぐるりと1周薄く剥き取ります。
取り除くことで筋っぽさがなくなり、より食べやすくなります。
次に、まな板の上でオクラに塩をまぶし、手で転がす「板ずり」をします。
表面の産毛が取れ、口当たりが良くなりますよ。
生のまま冷凍する場合は、オクラを流水で洗って水気をよく拭き取り、使う分ずつラップに包んだら冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ。凍ったまま好みの大きさに切り、炒め物やスープなど加熱調理に使えます。
下茹でしてから冷凍する場合は、水洗いせずに熱湯で30秒〜1分ほど茹でたら冷水に取り、しっかりと冷まします。水気をよく拭き取り、使う分ずつラップに包んだら冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ。凍ったまま加熱調理に使うほか、自然解凍してサラダやおひたしにも使えます。
いずれの方法も、1ヶ月程度保存が可能です。
猛暑に向けた夏バテ対策にもぴったりのオクラ。冷蔵と冷凍を使い分けて、ムダなく美味しく楽しみましょう!
※情報は掲載時点のものです。
<編:メンズレシピ編集部>